行ってみなければなかなか分からないこと
昨日でデータ収集が終わったため、今日は夕方の飛行機の時間まで自由行動となりました。
半日ちょいの自由行動時間のため、遠出はせずにベルファストの鉄板観光地を調べて市庁舎とタイタニック博物館に行くことにしました。
市庁舎は130年前に建設されたヴィクトリア調の建築物で平日も見学が可能でした。緑色が翡翠のようできれい。
そしてお恥ずかしながらタイタニック号がベルファストで建造されたことは初めて知りました。映画では観たことはありますが、20年近く前(?)のため記憶もおぼろげでしたが、博物館の周辺を周遊することで、ベルファストが現在も造船業など製造業で潤っていることを知りました。
また、子供のころアイルランドは紛争地域であると記憶していましたが、北アイルランドとアイルランド共和国の関係、現在もくすぶっている英国からの独立、アイルランド共和国への編入希望があることなど改めて知りました。イングランド地方都市と比較して新しい建築物が多かったのはおそらく紛争で破壊されたからかもしれません。高校の世界史で習ったことも多々ありましたが、すっかり忘れていました。正直日本から見える英国≒イングランドに近く、今回初めてベルファストに行くことで英国≒イングランドでは無いことを実感しました。年末に行ったスペインもそうですが、連合国に近い性格の国の地域や州の関係というのは実際行ってみないとわからないことも多々あります。
これは日本ではあまり考えることがないことだったので、海外の方と接する際に留意するべきことなのでしょう。しかし滞在中はホテルのスタッフさんも親切で(お土産までくれた)、先方の病院でも良くしてもらいました。留学からのレンタル移籍(?)という不思議な経験でしたが良かったと思います。
と、空港で一息ついているのもつかの間。渡英直後に行っていた臨床研究が再開されるのでデータを再度集計するように指示が。共同研究の一部らしいのですが、申請で問題が出たと夏に連絡入って以来半年ぶりの再開です。帰国まであと1ヶ月強で仕事が増えました(汗)。
さらに工学部の故障していた機械が直ったという連絡も。こちらも月曜日から実験再開です。どうにか全て終わらせて3月を迎えたいところです。
こちらでは花粉症がないので3月も調子を落とさないで仕事ができるといいのですが・・。
空港は国内線メインのCity airportから。名サッカー選手のジョージ・ベストがベルファスト出身らしく、その名を冠されていました。