メタアナリシスほぼ完成
1月5日に上司から寝耳に水でやってきたメタアナリシスがほぼ終わりました。
先程上司から以下の連絡が。
I have read the latest version and am happy with it. Need you to..アドバイス数カ所
Once u have done these, please send them to 共著者名 for perusal and critique. Let us try and submit by end of next week...
余談ですが、上司は英国らしくなく就業時間後、および土日でもアドバイスをくれます。このあたりは日本の大学院時代を思い出します。言語的にも内容的にも不十分な
英論文に付き合ってくれてありがたいことです。
当初2月末までに終わらせるようにということでしたが、なにせ工学部研究はあるし、ベルファストデータ取り遠征もあるし時間がありません。そのため年始以来まずこれを終了しようと注力しました。
過去40年の文献を洗いざらい確認しましたが、決してメジャーな外科手技ではないので、RCT含めて論文が30編なかったのが早く終わった理由かもしれません。しかしメタアナリシスだけだと少し内容が薄いため、基礎研究を含めたシステマティックレビューを加えたので、年始からかなりぶっ飛ばして仕事した感じです。もちろんアクセプトは帰国後になりますが、どうか順調に行きますように。
また、この外科手技は日本からのエビデンスが皆無に近いので理由を是非聞いてみたいところです。日本の著者の先生にメールしてみようかな?
あとほぼヨーロッパ発の術式のため、メタアナリシスがアクセプトされたらそれを手土産に見学に行ってみたいです。このメタアナリシスの仕事依頼を契機として知った術式でしたのでいい勉強になりました。
今日は仕事が一段落したので早く病院を出て市内の博物館に。大英博物館と比較したら小さな博物館ですが、ギリシャ、エジプトの品や骨格標本など英国人の収集癖には舌を巻きます。ついつい骨格標本が気になるのが職業柄です。