へっぽこMD-PhD英国留学日記

2017年から英国に留学しています。渡英までや英国での生活で苦労したことを備忘録的に書き残すとともに、英国留学に興味のある方の参考になれば幸いです。

英国運転免許証を取得

先日英国運転免許証が届きましたので今回は英国運転免許証の取得方法について書こうと思います。

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①まずなぜ英国免許証を取得しようと思ったか?

→もともと渡英前に取得した国際免許証を使って英国内ならびに大陸ヨーロッパで運転していました。しかしながら国際免許証の期限は1年以内です。僕の留学期間も1年なのでその点は問題ありませんが、今後学会や実験などで英国はじめヨーロッパに出張する可能性が高く、そのたびに国際免許証を取得するのは業務日や休日を使わなければなりません。また、英国政府のホームページで'英国在住185日以上経過した場合、英国政府が認めた国の運転免許証を持っているものは英国運転免許証に交換できる。'と記載がありました。

Exchange a foreign driving licence - GOV.UK

実は英国内で運転するだけなら国際免許証は必要なく、日本の運転免許証だけで問題ありません。

www.london-ryugaku.com

しかしながらレンタカーを借りたり、車両を購入する場合は英語で記載されている書類が必要なため、国際免許証を持って入国したのです。

英国運転免許証のメリットとしてはa)住所証明書として使用できる、b)そのためBRPを持参しなくても良くなる、c)有効期限が10年であることが挙げられます。

住所証明の重要性は銀行口座開設の際に痛いほど感じました。

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 さらにBRPは非常に重要な書類であり、再入国などの際にも提示しますが、外国人が運転免許証を取得するためにはBRPが必要なため、英国運転免許証を持っている≒BRPを持っている(いた)になるのです。そのため、少なくとも英国内ではBRPの代わりに英国運転免許証を持っていれば身分証明書として使用できます。

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また、有効期限が10年であり、EU加盟期間(もうあと1年半ありませんが・・その後はどうなるのでしょう?)はEU内でも使用できるため、ヨーロッパに出張する際に国際免許証を取得する必要性が(すくなくともあと1年半は)なくなります。

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以上のメリットから今回英国運転免許証を取得することにしました。

②取得手続きは面倒くさい?

手続きは二段階になります。

まず英国日本大使館に運転免許証の翻訳証明書である'自動車運転免許証抜粋証明書'を申請します。

申請は郵送でも可能。受取は代理人含めロンドンまで行かないと行けません(大使館の出張サービスは除く)。

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 自動車運転免許証抜粋証明書を取得後に英国運転免許庁DVLAに運転免許証切り替え申請を送ります。この際に日本の運転免許証、パスポート、BRPの提出を求められます。一気にこの3つが手元からなくなると大変ですよね?少なくとも出国できません。できたとしても帰れない。しかしよく読むと日英の取り決めで特例が有り、DVLAスウォンジー事務所にのみ特例申請を行えば、日本の運転免許証、パスポート、BRPの提出が日本の運転免許証とBRPのコピーの提出で済むのです。これなら申請中に出国帰国できますね。しかしながら日本の免許証の返還は義務ではなく、平均3ヶ月ほどで'大使館に返却される'らしいのです。今から3ヶ月なのでまだ留学期間内のはず。

もしダメでも英国運転免許を持参して日本の免許センターで再発行手続きはできますが、なるべく留学期間内に変換してもらいたいものです。

英国運転免許取得に関しては英国日本大使館のホームページが分かりやすいので参照して下さい。

英国運転免許証への切り替え手続き : 在英国日本国大使館