医学部工学部合同の発表会に参加
今週医学部工学部合同の生体工学の発表会に参加してきました。大学内のイベントで市内のホテルで開催されたため、参加者はほぼ内輪のみでしたが、臨床よりは基礎研究に重点をおいた発表会でした。工学部が伝統的に強い大学であることから、細胞培養系よりは動物モデルを用いた力学試験や、試験機を用いた摩耗モデルなどが多く見られました。英国というお国柄か羊やブタの動物モデルも盛んで、医学部と実力のある工学部のコラボレーションの底力を見た気がします。
しかし気になる点としては基本英国内の情報で完結している事が多い所でした。米国はじめヨーロッパ各国の潮流などの引用はなし。一部日本で僕が取り組んでいた研究に近い物もありましたが、アジアからの引用も一切ありませんでした。学内の発表会だったからなのか英国の傾向なのかが気になるところです。もちろんお世話になり、いい部分が多いこともわかりますが、とくに自分が関わっていた分野に関しては気になる点も多く見つかりました。あくまで発表しない一聴講者だったので特に質問はしませんでしたが。大学に所属していると莫大な情報にアクセスできますので、国内外の自分の関わりある施設の情報だけでなく、まんべんなく情報を得る習慣を忘れないようにしたいと思います。
そういう意味では年始に指示された術式のメタアナリシスは今まで全く気にもとめていなかったものなのでいい勉強になることでしょう。解析は終わったので書き始めます。
発表会が開催されたホテルは自宅から徒歩圏でした。クラシックなゲストハウスを彷彿とさせる感じ。
夜はレストランの入口がモダンにライトアップされていました。灯台下暗し。在英中に宿泊してみたい。