Invitation letterを受け取ったら行うこと
前回留学のために招聘状であるInvitation letterが必要であると書きました。
Invitation letterには留学の契約を結ぶために以下のものを用意するようにとありました。施設によって差があるかもしれませんが参考にしてください。
①EU ID cardあるいはパスポート(英国のEU離脱に伴い今後この記載は変わるかも?)
②英国滞在ビザ(旅行者は通常入国時に6ヶ月有効の観光ビザを捺印してもらえますが、留学申請の際にはたとえ6ヶ月滞在でもビザ申請が施設の契約手続きのために必要です。僕はビザが最大の障壁となりましたので今後詳しく書いていきたいと思います。)
③Evidence of Funding これは助成金や派遣元からの給与など公的に留学に来ていることの証明です。日本人が初年度から有給で受け入れてもらうことは難しいのが現実です。この書類がないといくら貯金があり、無給で生活できると主張しても受け入れてもらうことが困難になります。留学をしたい医局所属の方は医局と折り合いが悪くなることは避けたほうが良いかと思います。医局所属でなく、退職して留学する場合はこの書類も障壁となります。
④資格証明書 学部成績証明書や学位証明書など。卒業大学、大学院で英文を作成してもらえます。オンラインで申請できる大学、申請書郵送が必要な大学などあるようですので、ご確認ください。僕は卒業大学と大学院が別でしたが、申請方法はかなり違いました。
⑤CV Curriculum Vitaeの略で英文履歴書です。Biographical Sketchも同義語です。 基本的にはNational Institute of Healthe (NIH)のCVフォーマットで問題ありません。こちらからダウンロードできます。
https://grants.nih.gov/grants/forms/biosketch.htm
⑥reference 引用文献かと勘違いしていましたが推薦書のことでした(汗)。
これは手術や外来の見学の際には必要と記載がありました。
⑦Police statement or certificate of good standing
無罪証明書です。警視庁あるいは都道府県警察本部で申請、取得します。
僕が行った警察本部ではドラマのような取調室?みたいなところで署員の方に事情聴取され、指紋採取を行いました。受取は代理人でも大丈夫のようです。
⑧DBS Disclosure and Barring Serviceの略で英国で就労契約(無給でも留学で研究業務をする場合horonary contractといって契約書をかわすので必要)する際に必要なオンライン手続き。これは入国後に審査開始になります。そのため渡英前に上記の書類+αを郵送し、オンライン手続きがスムーズに進むようにしないといけません。
Disclosure and Barring Service - GOV.UK
⑨Occupational Health clearance 就業時健診です。渡英後に大学の健診センターに書類提出、従事する業務によって採血があったり先方が判断します。先方がアポイントを取ってくれますので健診センターに行って問診と必要な検査を受けます。僕は渡英後アポイントまで1ヶ月、結果がくるまでさらに10日ほどかかりました。
上記⑧、⑨が終了しないとIDがもらえず、本格的に留学業務が開始できません。
まずはざっくり書きました。
各項目についての詳しい苦労などまた書いていきたいと思います。
写真は英国の桜?です。4月にきれいに咲いていましたが日本より白っぽい色でした。