へっぽこMD-PhD英国留学日記

2017年から英国に留学しています。渡英までや英国での生活で苦労したことを備忘録的に書き残すとともに、英国留学に興味のある方の参考になれば幸いです。

のんびりしている時間はないのに

先日他科にまたがる横断研究の論文について放射線科など他科の指導医とミーティングをする時間が有りました。自分自身の指導医に提出したのが11月なので、1ヶ月程度時間が経過しています。総論としてはよく書けているという評価でしたが、’放射線科のデータを追加しよう’と。最初にデータファイルを受け取ってからおそらく4〜5ヶ月は経過しています。そのデータがファイルに見当たらず、催促しても返事がなかったので、そのデータ抜きで理論展開をして、文章を書き上げて推敲したあとです。もちろん放射線科のデータは生データでエクセルに打ち込まれているわけではないので入力、統計解析、結果をみて既存の結果との関係性から理論展開を練り直さなければなりません。こういうことは渡英後慣れてきたとはいえ、こちらは1年契約の身分。academic visitor VISAは英国内で延長申請はできませんし、こちらも帰国後に再度VISAを申請するつもりはありません。最初から1年できっちりやるつもりで来ています。

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帰国予定が決まっている身としては論文投稿後初回判定で運良くMinorあるいはMajor revisionになったとしてもその時点で英国を離れていたらできない作業もあります。早く投稿したい思惑とは裏腹に、現在同様の状態の書き上げたが投稿できていない論文が二編で、まだこれからやる実験が一個。昨年度の病院の論文も3編アクセプトされておらず(2編リジェクト後他誌投稿し初回査読待ち、1編はMajor revision修正論文投稿済み)、こちらでの2編目のMajor revision後の修正論文も2ヶ月音沙汰なし。

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世間の浮ついた空気とは裏腹に焦りが募る今日このごろです。

今年度中に昨年度の病院の研究は全てアクセプト、留学の論文も可能な限り年内に投稿し、帰国前に初回査読を終了するという青写真通りとは程遠い状況です。

唯一の明るいニュースは指導医陣から高嶺の花と考えられる雑誌への投稿を勧められたことくらいでしょうか。しかし、これは諸刃の剣。投稿して時間だけ経過してリジェクト、振り出しに戻るリスクもあります。

さあどうしたものか。

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歴史あるアーケードは何回見ても綺麗。

ミラノのアーケードに似ているような。