へっぽこMD-PhD英国留学日記

2017年から英国に留学しています。渡英までや英国での生活で苦労したことを備忘録的に書き残すとともに、英国留学に興味のある方の参考になれば幸いです。

いくらなんでも査読が遅すぎではないだろうか

現在留学中の仕事以外に大切なのが昨年度所属していた病院時代にまとめたデータの論文化です。昨年度は上司に恵まれ、貴重な臨床経験を積むとともに研究活動にも従事させて頂きました。本当に感謝しています。

そのデータをしっかり論文化しようと思っていましたが、今年度もとっくに折り返してもまだアクセプトされていないものもあります。当初は留学後すぐは生活のセットアップで研究ができないだろうからその間に査読が返ってくればタイミング良いなと考え、昨年度末あるいは今年度アタマに書き上げるというスタンスを取りました。現在の戦績は下記の通りです。

論文①→昨年度3誌にリジェクト(査読リジェクト2回、エディターズキック1回)→4誌目でアクセプトされ公開待ち

論文②→昨年度1誌にリジェクト(査読リジェクト1回)→2誌目でアクセプト。論文①の派生研究だったがアクセプトの順番から出版順番がねじれてしまいました(;・∀・)

論文③→昨年度2誌にリジェクト(査読リジェクト1回、エディターズキック1回)→3誌目投稿して現在7ヶ月たっても査読終了していないヽ(`Д´)ノ

論文④→論文③と同じ雑誌に投稿後現在6ヶ月経過目前ヽ(`Д´)ノ論文③と④はヨーロッパの某雑誌

論文⑤→これは年度の入れ替わりですこし不十分なまま完成させざると得なかった。今年度2誌にリジェクト(査読リジェクト1回、エディターズキック1回)→先月3誌目に投稿し査読待ち

 

やっぱり論文を通すのは大変ですね。 

 

heppokomdphd.hatenadiary.jp

heppokomdphd.hatenadiary.jp

明らかに現時点での問題は論文③と論文④になります。

以前と同様の査読催促のメールを月1回送っていますが、編集部からはっきりした返事はありません。 この雑誌はヨーロッパの比較的お固いイメージの国の雑誌に投稿したのですが、査読期間が長すぎます。ヨーロッパの比較的ゆるそうな国の雑誌に投稿した時のほうがキッチリ対応して頂けたという・・Orz 

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以前他のブロブでも拝見しましたが、この査読期間を予測しないと特に大学院生の先生がたは学位取得のスケジュールに大きく影響が出ます。

blog.livedoor.jp

Elsevier Journal Finder

Elsevier社の出版雑誌のみであれば上記URLから投稿に適した雑誌、査読期間やアクセプト率が分かりますが、当然ながら他出版社の雑誌を検討することも多く、その際は

Date received: ◯ March 2017; Received revised ◯ June 2017; accepted: ◯ October 2017 のような論文の記載からなんとなく推測することになります。

強者は編集部に問い合わせるでしょうがしっかりとした返事が来ないことも有りえますし。

今回の敗因は当然査読期間の推測はしたのですが、同じ雑誌内の他分野の論文から推測したことです。当然雑誌が依頼する査読者プールにも偏りが有ります。しっかり自分の投稿分野に近い論文を検索し、査読期間を推定すればもっと長かったかもしれませんし、この雑誌を回避したかもしれません。反省しています。

ただこの雑誌には過去2回リジェクトされましたが、エディターズキックでなくてもリジェクトの場合は標準的な早さだったので、今回の投稿中論文はとりあえずリジェクトは回避できたのかと期待しています。

数日に一回雑誌のオンライン投稿システムの進捗を見る日々はストレスになります。

もちろん僕も査読依頼を受けることがありますので多忙な中快諾してくださる査読者には感謝しています。この経験から自分が査読を受諾して2週間以内に終了させなかったことはありません。

早くしてーーーー!(切実)