論文を書いて良かったこと
先日留学中のアクセプト論文に関して初めての経験がありました。
ある術式の有効性に関する論文(これもメタアナリシス)が今年1月にアクセプトされたのですが、corresponding authorの連絡先のメールアドレスは留学先のものではなく、日本の所属大学のものを入れていました。留学先のメールアドレスは期間終了後すぐ使えなくなることが予想されるためです。昨年度も所属大学のアドレスを記載していましたが、今回初めて論文に対するご意見メールを受け取りました。
差出人は米国の先生で該当する術式のご意見番的な先生です。
内容は以下の通りシンプルですが。
'Dr ◯◯
I want to compliment you and your authors on your excellent meta-analysis titled:
"題名"'
ただ単にPubmedなどで引っかかった論文全てに送っているだけの可能性が高いのですが、せっかくなので御礼かつ見学希望を伝えてみました。すると、
'I am happy to host you in 施設名!
I am working with 日本にも法人のあるメーカー on instrumentation and a 開発中器具名.
When you return to Japan contact them and they can arrange your trip!'
ちゃんと返信が返ってきました(;・∀・)。
しかも該当する術式に関する新規器材を作成中で関与している日本法人の連絡先まで教えてくれました。
施設訪問が実現するかは分かりませんが、せっかくなので是非行ってみたいものです。
論文を書くことは本当にいい勉強(かつストレス)になりますが、海外の先生とこれで繋がれるならそれだけでも留学の価値があったのかもしれません。
この話にはオチがあり、メーカーの日本法人の本学担当者の方に連絡を取ってみると・・
'◯◯先生御中'と書き出しがあり、どうも要領を得ない返答が。
僕は個人ではなく部署扱いのようです。米国施設訪問、うまく実現できるのでしょうか。不安感たっぷりの滑り出しでした。
英国で病院に行くと必ずあるモノクロの写真掲示。どこの病院も日本の感覚だと古い建物で最初はびっくりしましたが、慣れてくると愛着が湧いてきます。帰宅の時にバス停に向かう通路に飾られた写真を見るのもあと少し・・。