メタアナリシスの前に
先日上司から2月末までにある外科的手技に関するメタアナリシスを行うように指示がありました。
今日は特に予定もなかったので、その準備を。
そもそもメタアナリシスは複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること、またはそのための手法や統計解析です。
可能であれば複数のエビデンスレベル1のランダム化比較試験を統合分析することで高いエビデンスの分析が可能となります。
まずランダム化比較試験をPubmedで検索しましたが、なんと2件しか見つかりませんでした。想像以上に少ない。
この外科的手技自体が2011年に最初の報告がされておりますので、まだまだ歴史が浅いようです。困ったのは2編のランダム化比較試験以外に比較研究が殆どないこと。比較対象群のないケースシリーズがあるのみです。
これだとメタアナリシス厳しいか?門戸を広げてシステマティックレビューにするべきか悩みます。
論文を読みながら数時間悩みましたが、結論が出ないので正直に上司に報告し指示を待つことにしました。メタアナリシスの手法は英国発祥らしく、留学後学ぶことができたので、いい経験となりました。指示を受け次第次の段階に進みたいと思います。
しかしこの内容を大学院生に説明できるのか・・・。
今日仕事をしたのがスーパーのマークス・アンド・スペンサー併設のカフェ。
ミッドセンチュリーモダン調で想像以上に洒落ていてびっくり。コーヒーも美味しかったです。