へっぽこMD-PhD英国留学日記

2017年から英国に留学しています。渡英までや英国での生活で苦労したことを備忘録的に書き残すとともに、英国留学に興味のある方の参考になれば幸いです。

UK VISA申請に必要な書類

東京大阪にあるUK VISA申請センターで必要な書類に関して書き記します。これはAcademic visitorの場合になりますのでその他のVISAを申請予定の方は公式サイトなどご参照ください。

また英国ビザの申請方法は事前予告なく変更があるらしいので以下の情報は2016年のものです。ご自身で申請される際はかならず一次情報をご確認ください。

 

①Invitation letter 以前ブログでも書きました招聘書。大学や研究所の公式書類になるためすぐにはもらえません。留学を決意したら受け入れ予定先に真っ先にお願いしましょう。PDFファイルで先方のサイン入りのものをもらってカラー印刷で問題ありませんでした。

サバティカル休暇証明書 Academic visitorは最長12ヶ月で英国内で延長手続きはできません。ここが他のビザと決定的に違います。留学のために大学や研究施設に所属している研究者が最長1年間の休暇を取ることをサバティカル休暇といい、この証明書をもって1年間の留学終了後もともと所属していた施設に戻る証明書となります。大学医局所属で教授などから留学許可を得ている方は特に問題ないと思いますが、個人で病院就職している方などで退職して留学を検討する場合これがネックになります。英国側は留学受け入れ期間終了後に不法滞在にならないように注意しています。そのため退職して留学後の職場未定という形を想定していません。そのため、留学直前の職場との関係は非常に大切です。

③現所属の在職証明書 英国ポンド換算の年間給与も記載が必要です。また、留学終了後すみやかに復職するという証明も。②、③に関しては所属施設の公式レターヘッドに記載が必要なこともお忘れなく。例文が必要な方がいらっしゃる場合メッセージなど頂ければ雛形を差し上げます。

④預金証明(英訳が必要)日本の銀行の残高証明。英訳が必要ですがこれは銀行に依頼することで英文証明書を作成してもらえます。手続きは各銀行によって異なりますが住信SBIネット銀行はすべてネット上で即時完結できました

www.netbk.co.jp

⑤申請前最低半年の銀行出納証明書(原本と英訳が必要)

これはネット銀行でも申込後数週時間が必要で郵送されます。申請直前に依頼するべきです。郵送されたものをさらに翻訳が必要です。これは翻訳証明書付きでないといけないため、業者依頼が必要です。

源泉徴収票、住民票、戸籍謄本の原本と英訳

上に同じ。僕は翻訳はくまざさ社に依頼しました。他の業者さんと比較して廉価でしたし、対応もスムーズでした(個人的つながりはありません念のため)。

english-cvs.kumazasa.co.jp

⑦渡英後の住居契約証明書

⑧帰国時のフライト予約

上記二つも必要です。日本国内から英国の賃貸住宅を借りる交渉をするのはかなり骨が折れる作業なのでエイブルなど英国に支店のある不動産業者をあたってもいいかもしれません。僕は最初大学の宿舎(1年間は貸してくれませんでした)を借りて、渡英後ローカルの不動産業者に交渉しました。

また、航空券は往復券の復路が最長半年後なので、渡英後再度復路の予約変更を行うつもりでした。どうなるかヒヤヒヤしましたが、往復航空券を持っているという証明だけで渡英期間満了直前の復路航空券ではないことは特に指摘されませんでした。

 

ざっと書いてみました。

修正などありましたら随時致します。参考になれば幸いです。

写真は先日観光で行ったエディンバラです。英国といえばロンドンというイメージの方も多いかとは思いますが、ロンドンは大都会かつ町並みが古いため非常に混雑しています。地方都市や郊外も味わい深く一見の価値ありです。渡英後公私含めて多くの街を訪問しましたがエディンバラは都市と自然と歴史的建造物があり、食事も美味しい(相対的かもしれませんが)ためオススメです。また行きたいなと思います。

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